紅白のYOASOBI

昨日の紅白はYOASOBIの出てる所だけ観ようと思ってたが、配信で観れるライブと大して変わらないだろうと思い、予約録画しなかった。しかし番組が始まってX(旧ツイッター)をチェックしてたら、出場した日韓アイドルが一緒に踊っている映像が気に入って、録画しなかった事を後悔してしまい、7日までの見逃し配信を観る為にNHKプラスを仮契約した。

YOASOBIのファンはゲストのアイドルばかり映してるので激怒したらしいが、私は去年の「ガンダム 水星の魔女」の主題歌で初めて彼女たちを知ったし、韓国、北朝鮮、中国、ロシアと日本周辺の国はみんな嫌いだけど、ステージ上の「日韓友好」映像は良かったと思う。1964年の東京オリンピックや1970年の万博の記録映画には素直に感動するし、昨日の映像は一種の「平和の祭典」になったと思った。

インドア派

昨日は「我等の生涯の最良の年」、今日は「汚れた顔の天使」と、自分が映画の古典を積極的に観るようになるとは20年前なら思いもしなかった。読書もそうだが、40代に入って教養を少しでも多く持ちたいと思うようになった。酒は飲めないし、飲む金があっても飲み屋に入りたいとは思わないし、誘う相手も居ない。家で映像作品を観たり本を読む時間はとても貴重だ。

ジャンヌ・ディエルマン

配信で1975年のベルギー映画「ジャンヌ・ディエルマン」という映画を観た。息子と2人暮らしで生活費の足しにと自室で売春をしている中年女性の生活のリズムが徐々に狂い始め、最後には本人にしか解らない理由で客を刺殺してしまうまでの3日間を淡々と描いた作品で、起きてから寝るまでの日々の営みを意図的に長々と描いてるので本編は3時間を超えるとんでもない作品で、私は集中力が無いし他に読みたい本や観たいアニメもあるので2日掛けて観た。

今では世界中のアート系映画で観られる手法を初めて取り入れた作品とも言えるので、最近の世界の映画史ベストテンに入っているのも頷ける物はあった。

君たちはどう生きるか

昨日「君たちはどう生きるか」を観て来た。

10年前の「風立ちぬ」に比べると予算や人員がかなり制限されてたみたいで、ジブリアニメらしい視覚的スペクタクルは序盤以降は後半まで待たなければならず、そこまでの展開も単調で、寝落ちしそうなのを何度も堪えた。作品全体の印象はもう1つの「ハウル」や「風立ちぬ」と言った物で、集大成というツイートも半分は当たってるが、既視感も強く、宮崎駿健在のアピール作にはなっているが、「手弁当」で作った事が宮崎アニメの魅力を半減してるように見えたのが残念。あと実写映画では黒澤明の「夢」に近かった。

松本零士さん死去

松本零士さんも亡くなった。宮崎駿の「ラピュタ」は今でもテレビ放送されるけど、「銀河鉄道999」は滅多に地上波で放送されない。それでもラピュタや劇場版ガンダムと比肩する感動を与えてくれた事を忘れないし、いつかは「男おいどん」も読みたい。ご冥福をお祈りします。

タイタニック3D

近所の映画館で「タイタニック3D」を観賞。変換映像とは思えないほど臨場感がある3D映像を堪能できた。個人的に目頭が熱くなった場面はベッドで手を握り合う老夫婦のシーン。劇場はほぼ満員。10年後にも再公開できるだろう。

大晦日

今年一番印象に残った出来事はやはり家族全員がコロナに罹った事だった。10月に弟一家と旅行に行った両親が長時間同じ車に居た事が感染の原因らしく、弟たちは発症してないのに私たちは発熱と喉の痛みが通常の風邪より長引き、特に父親は重症の一歩手前になって2週間くらい入院した。そして全員が咳などの不快な症状が一ヵ月以上も続き、風邪より少しキツかったけど、軽症で済んだのはイベルメクチンを飲んだお陰かもしれない。スポーツ以外では明るい出来事など無く、不安感も不信感も増して行くだけの1年だったが、無事に過ごせて良かったという、いつも通りの大晦日の感慨。