東方見聞録

井筒和幸監督の一番の問題作と言われてるアクション時代劇「東方見聞録」を観ようとしたけど、13分で早送り観賞に切り替えた。序盤の浜辺での外人同士の掛け合いからスベりまくってるし、戦闘シーンの編集もデタラメ。天守内での領主と姫の台詞もコメディどころかコントにもなってない。早送りで観てもモタモタした展開とアクションシーンも殆ど無いのに閉口するし、極めつけはラスボスの龍のデザインで、劇場内に監督が居たら大量に物を投げられる珍妙さだ。こんな作品なら松本人志が「ごっつええ感じスペシャル」でコントを監督した方がずっと面白くなっただろう。「黒澤明なんか大した事ない」と豪語し続けてる井筒監督だが、時代劇に限れば彼は監督失格と言いたい出来だった。