「いだてん」も最終回

初回から観続けてきたので、最終回は感慨深かった。開会式のCGも凄く良くて、同じ場所で戦前に学徒出陣が行われた時は雨で、開会式では青天。同じ万歳でも戦前は悲壮感溢れた物が、戦後は万感の思いを込めた真の万歳。クドカンが描いたのは国家礼賛でも否定でも無く、屈辱を耐えてやれる事に邁進した人々の姿。権力者は誇張して否定的に描いているが、この視点は支持したい。最終回くらいV字回復して欲しいが、これだけ「あまちゃん」のスタッフやキャストが再集結したのに、能年玲奈を全く出さなかった芸能界の閉塞感に、私の日本の実写映画とドラマ嫌いは増す一方だ。