キッズステーションで放送中だった「
ロミオの青い空」も今日で終わり。2年前から本格的に
名作劇場シリーズを観るようになったが、「ロミオ」はその中でもストーリー展開と多彩なキャ
ラクターのバランスが合致した快心作で、当時のフジの編成の都合に振り回された制作会社の意地も感じた。
勿体無いのは33話に纏めるには惜しい所で、黄金期の50話なら、
ニキータやジョバンニなどサブキャラのエピソード中心の回も観れたし、他の人が書いてた「
黒い兄弟」の分裂危機や
ビアンカとロミオの喧嘩、ルイニや飲んだくれのシトロンの末路など、観たいシーンは幾らでもあった。最後のナレーションは20年経っても全く改善されない不幸な子供の現実を考えさせられるし、だからこそ物語の中では希望の灯を描く必要があるとも思えた。