シン・ゴジラ

近所のシネコンに朝イチで「シン・ゴジラ」を観て来た。シミュレーションドラマの面白さと、我々が見慣れてるテレビの空撮映像を模する事で生まれたゴジラと日本人(米軍も一部協力)の戦いの臨場感が圧巻。序盤の尻尾や、児雷也みたいな変体前の安っぽいゴジラに「何これ?」と思ったが、それも意図的にやったのかと思えた位、自衛隊の攻撃が始まってからの特撮シーンは本気度が高く、庵野総監督に予算とスケジュール以外は全て任せた東宝の決断に、普段日本映画には殆ど感じない感謝の気持ちを抱いた。夜にゴジラが熱戦を吐くシーンも素晴らしいが、それ以上に凄いのが日が出てる時の特撮シーンで、最後の東京駅での特殊作戦はその精度に驚いたし、それこそ「日本もやるな」と思った。難点は専門用語だらけの台詞が非常に多いので、DVDで観る時は字幕を付けたいと思う程。決して子供向けの映画では無い。