再現映像以上の物

1953年制作の原爆映画「ひろしま」を観た。ストーリーの起承転結を敢えて無視して、広島の惨状と制作当時の現状を伝えようとした制作陣の意欲に迫力すら感じ、特に投下直後のシーンは今観ても驚くほど力強い描写だった。国内外の様々な圧力でまともな公開が果たせなかったというが、今でも興行的な理由などで状況が完全に良くなったとは言えないだろう。