レッド・テイルズ

ジョージ・ルーカスが製作総指揮した「レッド・テイルズ」という映画を観た。第二次大戦中にヨーロッパ戦線で活躍したアメリカの黒人飛行部隊の実話を映画化した物で、白人俳優が主演ではない為に映画会社もスポンサーも二の足を踏む事に業を煮やしたルーカスが、製作費も宣伝費も自腹で払う決意をした事でようやく映画化にこぎつけたという。しかし日本では円盤すら発売されず、リクエストの数も少ないのか(こっちもまだしてないが)WOWOWやスカパーでの放送も未定。結局北米版のブルーレイを入手して観る事に。
観てみるとルーカスお膝元のILMが視覚効果を担当しただけあって、空中戦などの戦闘シーンは観る価値ある。ストーリーも日本語字幕が無くて困らないほど解り易い展開で、「昔こういう人達が居ました」で収まる物。
ルーカスはスター・ウォーズを作る際に第二次大戦の空中戦などの実写映像を観て、デス・スター周辺の戦闘シーンの参考にしたというが、その実写映像に感銘を受けてどうしても史実の空中戦を再現したかったのかもしれない。
繰り返しになるけど戦闘シーンだけでも円盤を買う価値はあると思う。イーストウッド映画の精神性みたいな物は皆無だけど。