もう30年

ブルーザー・ブロディが刺殺されて30年が過ぎた。アンドレ・ザ・ジャイアントと並ぶ、圧倒的存在感を持つ外国人レスラーだったが、自分の美学に拘り過ぎ、レスラーの好き嫌いが激しく、最後の試合会場があったプエルトリコのプロモーターと対立して、板挟みになってたブッカー兼レスラーを個人的にいじめてた事が、自身に災いを招いたと言われていて、新聞記者を務めた事もある人とは思えない、自殺行為な最期だったとしか言いようが無い。
同じようにエゴが強かったハルク・ホーガンは浮気癖が酷く、娘の友達とも関係を持って夫人の怒りを買い、離婚裁判で財産を失った事が転落の始まりと言われていて、スタン・ハンセンのようにトップの地位に拘るより家族との生活を優先し、自分のファイトスタイルを受け入れてくれる日本のプロレスファンを愛し、プロモーターの馬場さんに尽くした生き方が一番ベストだと思えて来る。人生の勝利者(金と家族の両方を得る)になる為には、才能と人格のバランスが重要なのだろう。