宮川ひろさん死去

長年に渡って執筆活動をしていた、児童文学作家の宮川ひろさんが亡くなった事を、今日知った。遺作は2016年に出版された「なきむしにかんぱい!」という作品らしいので、約47年間も新作を発表し続けた事になる。この作品から2年間新作が途絶えていたので、気になってたが、95歳で死因は老衰だというので、大往生だ。
私は子どもの頃に数冊しか読んだ事は無いが、「先生」「おとうさん」「おかあさん」のつうしんぼシリーズと、「びゅんびゅんごまがまわったら」が強く印象に残っている。
そしてそれ以上に思い入れがあるのが、私の地元が舞台になった「チョコレートにはりぼんをかけて」という作品で、主人公の少女が初めて1人で電車に乗る時に利用する駅も同じなのと、「おかあさんのつうしんぼ」と同じ挿絵を担当した伊勢英子さんの絵も凄く好きだったので、ヤフオクで入手した程だった。
2本の作品が日活児童映画で映画化された事もあるので、思い出深い作家さんだった。ご冥福をお祈りしたい。