「ハウルの動く城」を13年ぶりに観たけど、「千と千尋」の時とと違って、評価が上がるという事は無かった。一番の不満はソフィー以外の主要キャラの行動理由が解らない所で、サルマンのハウルへの感情とか、ボケたのかその振りをしてるのかサッパリな荒れ地の魔女の扱いも判然としない。そもそもソフィーの顔自体がシーン毎に変わるので、観る側が本作に整合性とか辻褄合わせを求めても無駄なのだ。
映像クオリティーと、キャラが歩いて会話してるシーンだけでエンタメになっている、宮崎監督のレイアウトセンスの凄さは堪能出来るが、文字で書くシナリオをないがしろにしてはいけないと、改めて感じた作品だった。