ペンギン・ハイウェイ

予告編で街中を無数に駆け出すペンギンは勿論、日本離れした草原に浮かぶ巨大な水の玉や、ヒロインの「お姉さん」の正体など、あらゆるメタファーが正体も存在理由も明かされず、舞台となっている世界も何処からが夢で現実なのか分からないまま本編終了と、一度観ただけでは内容を全く理解できない、かなりハードルが高い作品だった。
お姉さんはキャラデザも蒼井優をイメージして描いたのか思うほど、外と中のイメージがピッタリで、他の同世代の女優では演じられないだろう。監督は初の長編だというがテンポでも構成でも、長編を完全にモノにしてると思う。コロリドの次回作が楽しみ。