二重の意味で

昨日の大火災で、京都アニメーションは2つの財産を失った。
第一に現在と未来の人材の消失。第二に過去と現在の資料の消失だ。
あの日社屋に居た何人かの監督や作画監督が既にこの世に居ないとすると、その人たちの秘術が永遠に失われた事を意味する。ファンが待ち望んでいるヒット作の続編が作られても、それはオリジナル作品では無く、真似た物でしか無い。今後京アニが新たにオリジナルアニメを制作して復活しても、亡くなった人の新作や監督デビュー作は永遠に観る事は出来ないのだ。私でさえ喪失感を抱えているのだから、京アニのファンに取って7月18日は、9月11日に匹敵する出来事なのだ。