読書

三島由紀夫の「絹と明察」を読了。解説文が1987年に書かれた物なので、日本が世界一の経済大国と自画自賛してた頃だったなと、ある意味懐かしい。組合長として勝利を掴んだ青年も結婚して家長になれば息子から否定されるようになる。その時に初めて旧社長の気持ちが解る。小説自体はストーリーは安定してるが、登場人物の立ち位置が曖昧なので、引き込まれる面白さが足りなかった。