瞳を閉じて

数日前にBSプレニアムで、ユーミンの曲をモチーフにしたショートフィルムが3本放送された。五年前に総合テレビで放送された作品なので、主演のメンツ(本仮屋、多部、塚本)が今より更に若く、そこが唯一の見所だった。
今の若い人はユーミンという名前しか知らないかもしれないが、私に取ってはあれ程のヒット曲を生み出した彼女が低迷期に入っているのが意外な位だった。彼女はホイチョイムービーの主題歌に代表されるバブル期から、名曲「春よ来い」を発表する頃までが全盛期だった気がするが、私はブレイクした頃の荒井由実の時代の曲の方が好きで、「魔女の宅急便」で使われた「やさしさに包まれたなら」が最初に覚えたユーミンソングだった。その中でも一番好きな歌は「瞳を閉じて」で、五島列島の一つの島の高校生から校歌を依頼されて作った曲らしいが、校歌の域を超えた歌だと今でも思っている(実際は校歌にはならず、高校と島全体の愛唱歌として定着しているらしい)。