サウルの息子

今日観た「サウルの息子」は、絶滅収容所で息子の殺害を目撃した囚人が、加担してた囚人仲間との反乱計画よりも、子供の埋葬の為にラビを探す事に狂奔する姿を描いたホロコースト映画。
一番怖かったのはガス室での殺戮ではノルマが達成出来なくなったので、掘った穴のへりに全裸にさせた人を立たせて大量に撃ち殺すシーンで、ガス室に入る時は労働の前のシャワーだと告げられてたので騙し討ちのような物だが、この状況では自分が死ぬと解ってもカポの命令には逆らえない極限状況が再現されてて、銃に逆らえる人間は殆ど居ないと思い知らされる描写だった。