電光超人グリッドマン

グリッドマン」のオリジナル版を観た。悪の化身のような宇宙人?に特殊能力を与えられたオタク少年が、自分が憎む同級生の病院のコンピューターに、ウィルスを怪獣化させて送り込み、その企みを阻止しようとするグリッドマンが主人公の体を借りて、ヴァーチャル空間の中で怪獣と戦うという、「早過ぎた作品」という評判も解る展開で、アニメ版と違い、こちらは作品世界の設定もキャラクターの目的も、初回で全て明らかになっている。その分、線画をイメージして作られたミニチュアセットで戦うヒーローに、感情移入しづらい子供も居たと思うが。
アニメ版はそれを逆手に取って、ヴァーチャル世界を従来の怪獣モノみたいに現実世界で起きてるように思わせた所が上手く、建物はもちろん実景で描かれ、怪獣ファンがこちらの方を好む事を熟知してCGバトルを展開させて行ったのも良かった。オリジナル版も次回が楽しみ。