アーヤと魔女

予告映像で殆ど期待はしてなかったが、宮崎吾郎監督の作品の中でも最低の部類だ。ジブリアニメに求めているのは手描きであって、ピクサーの劣化版みたいなフルCGと、テーマどころかキャラクターの背景も殆ど描かれて無いのにこれから物語が始まるみたいなストーリーでは、原作小説の無駄遣いに終わった「ゲド戦記」以上に、ジブリらしさすら微塵も感じられない駄作だった。今のジブリには人を集められる資金が無いのかもしれないが、エンディングで流れる手描きイラストを「かぐや姫の物語」風に動かして作った方が遥かに視聴者の支持を得られたと思う。

今年は家族も親戚も知人もコロナウイルスに感染しなかったし、無事に新年を迎えられそうだ。