こんにちは アン

テレビ埼玉で再放送された「こんにちは アン」も今日で最終回。79年に放送された「赤毛のアン」を観てた人は周知の事だが、主人公のアン・シャーリープリンスエドワード島のグリーン・ゲイブルズに来るまでは「いい思い出など何も無い」「私を必要とする人は誰も居なかった」少女だった。しかしこの「こんにちは」の方は原作者が違い、アンがプリンスエドワード島に行く前に何度も経験する、人々との出会いと別れによって成長して行く物語になっていて、最終回は一種の大団円で終わっていた。はっきり言って正編とはまるで辻褄が合わない前日譚だが、一つの物語としては魅力的で、地上波からBSに移行しても定着する事は無かった「世界名作劇場」の最後の作品が本作で良かったと思う。