ディバイナー

ラッセル・クロウ監督・主演の歴史映画「ディバイナー」を観た。

第一次世界大戦の時の知識は殆ど無いので、旧宗主国イギリスに指示されたオーストラリアとニュージーランドの志願兵部隊とオスマン帝国(現トルコ)との戦いがあった事も初めて知った。我が子全員が死んだと聞かされて妻も自殺した農夫(クロウ)が、息子の亡骸をオーストラリアへ持ち帰ろうとイスタンブールを訪れ、元敵国の軍人から息子に起きた事を知らされ、長男が生きている事が分かるという展開は魅力的だった。

全体的に娯楽色が強く、ホロコースト映画みたいな重さは無いが、第一次大戦の史実の一端が分かるという意味では観て良かった。なお本作では第一次大戦中に起きたアルメニア人虐殺には一切触れていないので、興味がある人には「THE PROMISE 君への誓い」という作品もお勧めする。