優しく激しい「金曜のデモ」

おとといの官邸前デモはまだ参加人数の発表は無いが、消費税増税参議院も通過したらデモの規模は拡大の一途を辿るだろう。
この「金曜のデモ」で、日本の新聞は終わったと感じた人は多いと思う。私の実家では二年近く前から新聞を取らなくなっているが、テレビ欄もニュースもネットの見出しを見れば充分な世の中に、社会情勢や映画やテレビの時代遅れの評論を読む趣味が無ければ新聞を取る理由も無いと、私を含めた家族は判断した訳だ。
それから二年、日本の大手メディアは原発でも消費税でも、政府とその背後に張り付いている官僚の決定にはっきりした反論記事を載せるどころか、官邸前でのデモすら無視しようとした。そんな大手新聞社との新聞契約をしたくなる若い人がどれだけ居るというのだろう。今度のデモにはツイッターが欠かせないアイテムだが、エジプトなどで発生した「アラブの春」が大きな影響を及ぼしてるのだろう。警官と衝突したり官邸に無理に突入する事は無く、優しく激しいデモがどんな効果を挙げるのか、非常に興味がある。