「あまちゃん」鈴鹿ひろ美の演技力

ついさっきまでは「実は歌が巧かった鈴鹿さん」の設定を受け入れ難かったけど、クドカンは彼女の行為にも周到な書き込みをしてたのかなと思えて来た。鈴鹿は歌手になるつもりは無かったので音痴のフリをして太巻をだまし、二十数年経って影武者の春子に改めて謝罪したあとは、彼女を含めた天野家、そして東北の人たちの為に北三陸の「あまカフェ」で生歌を披露する事を決意し、春子にシゴかれる事で彼女の自尊心を満たしてあげてたとも取れる(ヴォイストレーナーなんて最初から居ない)し、春子が「プロだわ…」と呟いたのは、自分とは次元の違う才能を持ち合わせた芸能人、鈴鹿ひろ美への感嘆を含んだ敗北の呟きだったとも思える。
今頃になってこういう書き込みをするのは、あまちゃんファンとしての自己確認です。