没後30年

今日は手塚治虫の命日だが、亡くなってちょうど30年が経った。
国内だけで単行本が3億部も売れた漫画や、劇場アニメが全世界で1億ドルを稼ぐ漫画を描ける人も凄いけど、様々なジャンルの、キャラクターよりストーリーを重視して、作品の質を落とさずに、死ぬまで第一線で描き続けた手塚氏は稀有な存在だと思うし、今後もこれだけの人が出て来るのは難しいだろう。
父親が愛読者だったので、自然と自分もファンになって行ったが、もし父の蔵書の中に、手塚や白土三平つげ義春の漫画が無くて、ジャンプやヤンマガなどの漫画しか知らない漫画ファンだったら、食べる事が好きなのにマックやコンビニの食品しか知らないような物で、どっちか一方にしか興味の無い人間にならなくて良かったと思う。