焼肉ドラゴン

「焼肉ドラゴン」という映画を観たが、大泉洋真木よう子井上真央桜庭ななみと、主要キャストは豪華なのに、話自体は昔の日活児童映画みたいで、物足りなさが残った。最初に語り部として登場した少年が主役かと思ったら違ったし、スラム街の住民と行政や警察と敵対する話が主軸でも無い。恐らく原作者の実体験がベースになってるので、現実の在日コリアンの人たちも立ち退き要請に激しい抵抗はせずに、静かに別の町へ去って行っただけなのだろう。そういう側面を映画を通して知ると言うのはいいけど、テーマ的にも「パッチギ!」のようないびつな迫力は無いので、ミニシアター系映画に興味が無い人にはお勧めしない。